こんにちは、Webプログラマの篠田です。
花見は行かれましたか?
例年、花見の季節になると雨が降り、満開だった桜が無残な姿になり花見の機会を失うというのが続いていました。
今年は、自然に散るまで天気もよく、十分花見を楽しむことができました。
さて、今回ご紹介するのは「自動翻訳」サービス「Google Cloud Translation API」についてです。
この記事の目次
「Google Cloud Translation API」とは
「翻訳」ということを考えた時に、まず思いつくのが「Google翻訳」です。
「Google翻訳」を自前のサービスでも利用できたらいいなぁという願望を叶えてくれるのが、「Google Cloud Translation API」になります。
「Google Cloud Translation API」を利用することで、簡単に自前のシステムに「Google翻訳」の結果を利用することができるようになります。
「Google Cloud Translation API」は有料です
見出しを見て、ブラウザを閉じるのはまだ早いですよ!!
「Google Cloud Translation API」は、残念ながら「有料」ではありますが、「無料トライアル」があります。
「無料トライアル」の期間
「Google Cloud Translation API」の「無料トライアル」の条件は下記の通りです。
(1)「無料トライアル」の申し込みから「12ヶ月」
(2)「12ヶ月」以内に利用料金が「300ドル」に達するまで。
「無料トライアル」に申し込むと、12ヶ月間有効な「300ドル(約31,800円)」分のクレジットがアカウントにチャージされます。
「Google Cloud Translation API」を利用して、12ヶ月経つか、12ヶ月以内に「300ドル」を使い果たしたら「無料トライアル」終了という仕組みです。
「無料トライアル」が終わればAPIが利用できなくなるだけ
心配なのが、「無料トライアル」が終了してしまった場合に「自動でアップグレード」されないかという点です。
「Google Cloud Translation API」は、ユーザーが任意で「アップグレード」の申請をしない限り、課金されません。
課金に変更しても、後払い制の従量課金
「Google Cloud Translation API」をアップグレードした場合、事前に料金をチャージする必要はありません。
また、利用した分だけを請求される従量課金のため、APIの利用が少なければその分コストが下がるという仕組みです。
課金の目安は100万文字
「翻訳」対象の文字に対して、課金されます。
金額の目安は「100万文字 = $20」という価格帯です。
また、プログラマにわかりやすいのが「マルチバイト」も「シングルバイト」も同じ「1文字」として計算される点です。
「こんにちは」という文字は「5文字」として請求されます。
同じく「Hello」という文字を翻訳しても「5文字」となります。
ただし、「空白」も1文字とかウントされますので、注意が必要です。
・詳しい内容は下記を参照
https://cloud.google.com/translate/pricing?hl=ja
1日の上限文字数
APIが処理できる各種上限は下記のとおりです。
(1)1日の上限は「200万文字」
(2)100秒あたり「100万文字」
(3)1ユーザーあたり100秒で「10万文字」
上記の上限を超えるようだと、Googleと交渉して上限を上げてもらう必要があります。
1ヶ月で費用対効果を測定しよう
まずは、現在のサービスでどれぐらいの文字を翻訳する必要があるかということを調べる必要があります。
1ヶ月に必要な文字数が分かれば、大まかな月あたりの費用が見えてくるので導入するかどうかの判断が明確になってきます。
まとめ
今回は、「Google翻訳」をAPIとして利用できるというお話でした。
次回は、具体的に「Google Cloud Translation API」をPHPで動作させる方法をサンプルプログラムと合わせてご紹介していきます!
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