こんにちは、Webプログラマの篠田です。
普段どういったエディタまたは、IDE(統合開発環境)を活用されていますか?
ALAKIのプログラマは「PhpStorm」というIDEを利用しています。
非常にパワフルで、便利な開発ツールなのですが、いかんせん海外製のツールのため、メニューなどが英語です。
個人的に英語が大嫌いな私では、本来の力を十分に発揮させている気がしません。
今回は、そんなパワフルで優秀な「PhpStorm」を、私のように英語が嫌いの方でも使いやすくするための「日本語化」の手順をご紹介します。
この記事の目次
想定する環境
今回ご紹介する方法は、下記の環境で実行しました。
「PhpStorm」のバージョンによっては、うまくいかない場合もありますので、ご注意ください。
MacOS:10.14.3(Mojave)
PhpStorm:2018.3(2018年3月リリース版)
Pleiades(プレアデス)をダウンロードする
Pleiades(プレアデス)とは、JavaのIDEで有名な「Eclipse(エクリプス)」や「Android Studio」のアプリケーションを日本語化するためのツールです。
「PhpStorm」に限らず「Jetbrains製」のIDEも「Eclipse(エクリプス)」や「Android Studio」とベースが同じなため、同じ日本語化プラグインである「Pleiades」を利用することで、日本語化ができます。
「Pleiades」は下記のURLからダウンロードが可能です。
http://mergedoc.osdn.jp
「Pleiades プラグイン・ダウンロード」という項目があり、その中から「Mac」を選んでzipをダウンロードします。
PleiadesをPhpStormに取り込む
ダウンロードして展開した「pleiades-mac」ディレクトリの中にある「plugins」ディレクトリを開きます。
「plugins」ディレクトリ内の「jp.sourceforge.mergedoc.pleiades」ディレクトリを一式、PhpStormのプログラムディレクトリにコピーします。
「PhpStorm」のプログラムディレクトリは、下記のパスにあります。
1 |
/Users/(ユーザ名)/Library/Preferences/PhpStorm2018.3/ |
「PhpStorm2018.3」ディレクトリ直下に「jp.sourceforge.mergedoc.pleiades」ディレクトリごとコピーします。
PhpStormの設定ファイルを修正する
最後に、「PhpStorm」の設定ファイルに、日本語化ファイルのパスを通します。
設定ファイルは下記のコマンドで開いてください。
1 |
$ vi /Users/(ユーザ名)/Library/Preferences/PhpStorm2018.3/phpstorm.vmoptions |
ファイルに下記のコードを追記します。
1 2 |
-Xverify:none -javaagent:/Users/(ユーザ名)/Library/Preferences/PhpStorm2018.3/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar |
既に「-Xverify:none」の部分が書かれていれば、省略してください。
保存すれば、日本語化の準備が整います。
PhpStormを再起動する
起動中の「PhpStorm」を終了させて、再起動しましょう。
メニューなどが日本語化されているのではないでしょうか。
まとめ
海外製の優秀なツールの導入や活用の障害になるのが、英語で書かれたメニューですが、今回のように日本語化ツールがあるものも多くあるので、積極的に活用していきたいですね。