新年あけましておめでとうございます、Webプログラマの篠田です。
本年も何卒宜しくお願い致します。
突然ですが、このブログを御覧の方はどういったブラウザをご利用でしょうか?
「ブラウザ?何それ?おいしいの?」という方はきっと「青色のeのマーク」のアイコンからインターネットを利用されていませんか?
あまりパソコンに詳しくない方にとって「ブラウザ」という単語にピンとこない方も多いと思いますが、「普段インターネットを利用しているアプリケーションのこと」というと「あー」という反応があるかと思います。
このたび、主要ブラウザとして利用されている「Internet Explorer(IE:青色のeのマークのアプリケーション)」の古いバージョンのサポートが2016年1月12日(日本時間:1月13日)に公式サポートが終了します。
ウェブ開発者関係の方にとっての影響は凄く大きいのですが、そういったお仕事をされていない方にはどういった影響があるのかということをご紹介していきたいと思います。
「IE」のサポートが終わるとどうなる?
2016年1月12日に配布される「Windows Update」を適用することで、古いIEを使っている場合は警告メッセージが表示されるようです。
ただ、Microsoftが推奨する「Windows Update」を有効化している状態であれば自動的にIEのバージョンを最新バージョンにバージョンアップする予定なので、それが終われば通常通りにインターネットを楽しむことができるそうです。
もちろん、既にIEの最新版である「IE11」をご利用の方は、何も心配する必要はありません。
※IE11にバージョンアップするのでブラウザの使い方が古いブラウザと異なることによる混乱が発生する可能性はあります。
もし「IE」をアップデートしなければ?
個人でお持ちのパソコンであれば、自由にアプリケーションをアップデートすることは可能でしょう。
しかし、企業で導入しているパソコンの場合は簡単にアップデートが出来ない場合もあります。
IEのアップデートを行いわない場合は、前述のとおりインターネットをする度に警告が表示されるという面倒が発生するのですが、それよりも危惧しないといけないのはセキュリティリスクです。
Microsoftの公式サポートが受けられないということは今後発見されるセキュリティの問題が解決することがないということを意味します。
そういったセキュリティ的に問題のあるブラウザで悪意のあるWebサイトやアプリケーションを動かすことで、お使いのパソコンに不正アクセスをされたり、情報漏えいの危険に繋がりかねません。
場合によっては、データの改ざんやシステムの破壊などの会社全体としての大きな損失を被る可能性も秘めています。
別の観点から見ると、今後は古いIEに対応しないWebサービスもドンドン増えていきます。
そうなったときに、お使いのIEでは正常にサービスを利用できないということも考えられます。
まとめ
一番いいのは、最新のブラウザに更新することですが、いろいろな大人の事情とアプリケーションの事情により、そう簡単には変更ができない場合は早急な対応が必要となります。
2016年1月12日(日本時間:13日)は、Web業者の歓喜の声と、しがらみに囚われた人の阿鼻叫喚の2種類がネットのあちこちで叫ばれそうです。