今や企業のWebマーケティング戦略として欠かすことのできなくなったスマートフォン。
今回は、基本的なスマートフォン対応サイトの構築方法や考え方をご紹介します。
スマートフォンサイトとPCサイトの構築方法
1)レスポンシブWebデザインによる構築
近年、企業を中心に増加している手法として、レスポンシブWebデザインが挙げられます。
スタイルシートのメディアクエリを利用して、
各端末(PC・スマホ・タブレット)ごとにページのレイアウトやデザインを切り替えることが可能となります。
レスポンシブWebデザインは、1ソースで各端末に対応できるため、
管理・運用の手間が短縮され、結果としてコストが大幅に削減できることが最大のメリットです。
また、レスポンシブWebデザインの最大のメリットは、管理・運用面での時短や低コスト化。
検索エンジン大手のGoogleもレスポンシブWebデザインによるサイト構築を推奨し、
SEO(検索エンジン最適化)での検索順位上位表示にも効果が期待できることから、
今後ますます注目されると考えられています。
2)PC用、スマートフォン用の2つのサイトを構築
既にPCサイトをお持ちの企業様であれば比較的導入しやすい手法と言えます。
ただ、PCとスマートフォンの異なるサイトが存在するため、
管理・運用の手間やコストが増えてしまうといったデメリットがあります。
2)利用者・ユーザー目線で考える
現状、スマートフォン対応サイトの構築手法としては、
「レスポンシブWebデザイン」での制作、もしくは「スマートフォン用サイト」での制作という、2種類の方法となります。
いづれにせよスマートフォン対応サイトの構築で最も重要なのが、UI(ユーザーインターフェース)。
せっかくスマートフォン対応にしたけれど、見難く使い勝手が悪くなって、
利用者・ユーザーが離れていくなんてこともしばしば・・・。
スマートフォンサイトをより魅力的で効果的なものにするためには、
そのサイトが果たすべき役割を把握・分析し、
利用者・ユーザーが求める情報の提供、また機能・操作性を兼ね備えたUI設計が必要となります。
スマートフォンサイトは作るだけでは意味がありません。
スマートフォンの機能や特徴をきちんと理解し、その役割を明確した上で、
サイト構築を行うことが最も重要となります。