こんにちは!
WebXRクリエイターの伊東(@ALAKIWebVRAR1)です。
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徐々に世の中のあらゆるシーンで活用され出しているAR(WebAR)。
しかしながら、まだまだ専門性が高く、ビジネスへの活用に関しては敷居が高く感じている方も多いのではないでしょうか。
今回の記事を皮切りに、複数回に渡ってさまざまな業界ごとのARの活用事例をご紹介し、AR導入のメリットをできるだけわかりやすくご説明させていただきます。
第一回となる今回は、「観光 × AR」という切り口でご紹介させていただきます。
最後までよろしくお願いいたします!
「観光 × AR」事例紹介
京都天橋立 丹後国分寺五重塔WebAR
雪舟が室町時代に残した代表作「天橋立図」に描かれている「丹後国分寺五重塔」。雪舟生誕600年の節目の年に、WebARで現代に復活させるプロジェクトです。
制作したARコンテンツは、イベント期間終了後も観光資源として継続して体験できる方法が模索されるなど、単発では終わらずに中長期的な成果を残せることを示しました。
北海道弟子屈町 川湯の森WebAR
本プロジェクトは、国立公園をつかった環境省の取り組みとして、WebARを使用した国内初の試みとなりました。ヒグマやエゾシカ、キタキツネなど、通常ではなかなか遭遇できない生き物の観察を、WebARで実現しました。
イベント当日は家族連れの来場者が多く見られ、子供にも直感的にわかりやすいARコンテンツを通して、動植物の生態を理解したり森の美しさを思う存分堪能していただけました。
御堂筋イルミネーションWebAR
2020年で12年目を迎える御堂筋イルミネーションで初の試みとなる「WebARイルミネーション」。現実のイルミネーションでは実現不可能な表現を、WebARで実現しました。
歩行者が足を止めてイルミネーションにスマートフォンを向けてAR体験を共有する様子は、美しい景観としての御堂筋イルミネーションに「体験」する要素を加えたことを象徴していました。
ARが観光業界にもたらすメリット
観光資源を拡張する
「現実を拡張する」というARの性質上、すでに存在する観光資源に付加価値をつけられるのがAR導入のメリットと言えます。
観光資源の拡張には、大きく分けると2つの要素が含まれます。
- 演出面の拡張
ARの3D表現により、エンターテイメント性を高める。 - 伝わりやすさの拡張
観光名所の説明、背景にあるストーリーを伝える際に、ARを活用する。
現存しないものの再現
例えばお城などの歴史的な建造物などは、現在はその跡地のみが残り本体は既に消失している場合などがあります。
そういったシーンでARによって「建造物の復元」を行うことは、ただの演出面による効果だけではなく観光資源そのものを創出することになり得ます。
その他にも、希少性の高い動物をARで出現させたり、複雑な気象条件が重なることにより出現する景色の再現など、ARはさまざまなシーンで価値を発揮します。
現地の魅力を伝えるプロモーション
ここまで観光地の現地でのAR体験についてご紹介しましたが、観光地に来てもらうためのプロモーションにもARは活用されます。
現地での体験の一部を自宅にいながら体験できるようなARであれば、認知向上の効果はもちろん、現地での体験の価値が向上する効果も期待できます。
まとめ
今回は「観光 × AR」という切り口でARの可能性についてまとめました。
本記事以降も、さまざまな業界とARの組み合わせについて、事例を交えてご紹介していきたいと思います。
ARの導入について、何かお困りごとがあればいつでもご相談ください。
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