少し遅いですが、新年明けましておめでとうございます。
Webプログラマの篠田です。
今年もブログを通して、情報の発信と自分自身のさらなる成長を目指して頑張っていきます。
今回は、FTPで突然ファイルのアップロードができなくなったときの、原因と対処方法についてご紹介します。
この記事の目次
突然FTPでファイルがアップロードできなくなった
最近まで問題なくFTPソフトを使ってファイルアップロードができていたのに、突然ファイルをアップロードしようとすると、エラーが発生するようになった。
こういうこと、よくありますか?
正直、そんなに頻発するようなトラブルではないのですが、初見でこのトラブルに遭遇してしまったら、冷や汗モノ間違いなしですね。
それも、深夜のメンテナンス中に起きたらなおさらです。
冷静になって状況分析をする
程度の差があれ、この状況であればパニックに陥っていることだと思います。
個人的経験を元に、いくつかの状況分析をしてみます。
FTPにアクセスできるか?
一番単純でかつ、重大事故かどうかの判断材料として「FTP」にアクセスできるかです。
サーバー側のハードウェアによる障害であればFTPにアクセスことすらできなくなっている可能性があります。
そうなると、ファイルがアップロードできないという問題では済まなくなっており、深夜でもサーバー管理者に連絡を取る必要があります。
仮想サーバーや専用サーバーでなければ、ホスティング会社が事前に予兆を察知して対応してくれるので、ハードウェアに起因する問題は少ないです。
不要なファイルを削除することができるか?
もし、サーバー上に不要なファイルが既にアップロードされている状況であれば、思い切って削除してみましょう。
ファイルの削除ができると、問題の切り分けが進みます。
削除ができない場合は、他のFTPソフトを試してみるというのも1つの方法かもしれません。
本当にアップロードできないか?
エラーが発生してアップロードができないという状態でも、FTP画面上ではファイルの更新時間が更新されていたりします。
更新されたファイルをローカルに上書きされないようダウンロードしてみましょう。
もし、ファイルの内容が正しいものであればいいのですが、0バイトの空ファイルになっていれば、解決の方法は見えてきます。
FTPからエラーメッセージが表示される
エラーメッセージに「Failure writing to local file」というメッセージが表示されいますか?
表示されていれば、おめでとうございます!!
問題は、サーバー管理者を叩き起こさずに解決することができます。
原因は「Failure writing to local file」
「Failure writing to local file」とメッセージが出るときの原因は、ディスク容量の枯渇が原因と考えられます。
つまり、上書きや追加を伴うアップロードをする時に必要なディスク容量が足りず、アップロードができなかったというわけです。
ただ、このトラブルの恐ろしいところは、アップロードに失敗してもアップロード済みファイルを空のファイルに書き換えてしまう点です。
アップロードができない上に、ファイルまで壊れてしまうのでバックアップなどが存在しない場合は、更に混乱に拍車をかけることになりますので、すぐに復旧可能なバックアップを常に行う習慣づけが大切になります。
「Failure writing to local file」の対処法
幸いなことに「Failure writing to local file」のエラーは、ハードディスクにある不要なファイルを削除し、アップロードするファイルのための容量を確保することで、解決することができます。
不要なファイルがない場合は、サーバーの容量を増やすと言った抜本的な対応が必要となります。
まとめ
サーバー状況を把握している状態であれば、ディスク容量が枯渇するかどうかを確認することは容易です。
ですが、請負案件等でサーバー状況が把握できない場合は上記のようなトラブルに見舞われる場合があります。
また、VPSや専用サーバー等の場合は、死活監視を入れることで、事前に枯渇状況を知る仕組みなどを入れれておくと、なお安心です。
トラブルに遭遇しても、問題点を分析して原因を突き止められるようになり、トラブルに負けない人材になりましょう。