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アプリ開発の多言語対応〜第1回 Unity環境での多言語対応編(Localization)〜

2022年11月26日

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こんにちは!

XRクリエイターの伊東(@ALAKIWebVRAR1)です。

※TwitterでもAR/VRの事を中心に情報発信中です。
よかったらフォローお願いします!
Follow @ALAKIWebVRAR1

ALAKIでは、今期から本格的に海外展開を進めており、自社サービスのARアプリ「MUGHEN」も絶賛多言語対応中です。

今回は、Unity環境でのアプリ開発における「多言語対応」の概要をまとめます。

細かい操作の説明はここでは省き、多言語対応の全体像を掴んで、「何をしなければならないのか」がわかるところが本記事のゴールです。

また、リリース後のプロモーションに関しては、以下の記事が参考になりますので、興味のある方は是非ご一読ください。

海外向けプレスリリース配信代行サービス7選

この記事の目次

  • 1 Localizationパッケージの導入
  • 2 Localizationの初期設定
  • 3 文字・画像それぞれの言語テーブルを用意する
  • 4 言語切り替えボタンの実装
  • 5 実行確認
  • 6 最後に

Localizationパッケージの導入

Unityでの多言語対応に関して、今回は「Localization」というパッケージを使用する方法をご紹介します。
Localizationは、アプリケーション内で表示される「文字」「画像」を、閲覧している言語環境によって自動で切り替えることが実現できます。

LocalizationhはPackage Managerからインストール可能です。
Add package from git URLを選択して、「com.unity.localization」を入力し、インストールしましょう。

スクリーンショット 2022-11-26 6.06.45

各種サンプルも用意されているので、必要に応じてインポートします。
今回は「Language Selection Menu(UGUI)」のサンプルを後ほどご紹介します。

Localizationの初期設定

多言語対応に必要な設定ファイルを作成します。
「Edit > Project Setting > Localization」と進むと、以下の画面になります。

スクリーンショット 2022-11-26 6.12.18

最初は設定ファイルが存在していませんので、「Create」ボタンで作成します。
保存先を選択してファイルを作成すると、以下の画面になります。

スクリーンショット 2022-11-26 6.13.13

「Available Locales」の項目にスペイン語が入っていますが、今回は使用しないので削除します。
Spanishの行を選択して、マイナスボタンで削除できます。

その後、「Local Generator」のボタンから、他の言語を追加することができます。

文字・画像それぞれの言語テーブルを用意する

Localizationで言語切り替えを行うには、「文字」「画像」の各要素に対して、言語ごとの「対照表」を作成します。
その対照表を「Localization Table」と呼びます。

Localization Tableを作成するのは、「Window > Asset Manager >Localization Tables」から行います。

スクリーンショット 2022-11-26 6.27.05

このような画面になります。

「Type」というところから、「String Table Collection(文字テーブル)」「Asset Table Collection(画像テーブル)」それぞれ選択できます。

まずは「String Table Collection(文字テーブル)」を作成してみましょう。

スクリーンショット 2022-11-26 6.29.23

各Keyごとに、言語ごとの文字を入力していきます。

次に、「Asset Table Collection(画像テーブル)」です。

スクリーンショット 2022-11-26 6.35.19

構成は文字の時と同じで、入力する値にはプロジェクトにインポートしたアセットを設定します。

これでテーブルの準備は完了です。

言語切り替えボタンの実装

次に、Localizationの導入の際にインポートした「Language Selection Menu(UGUI)」のシーンをロードしてみます。

スクリーンショット 2022-11-26 6.14.41

このように、最初から言語切り替えボタンの雛形が用意されています。

Localizationは、端末の言語設定から最適な言語に自動で切り替えを行いますが、場合によってはユーザー側で任意の言語を選択したい可能性もありますので、言語切り替えボタンを実装しておくのも良いでしょう。

GameObjectごとにLocalizeコンポーネントをアタッチ

最後に、先ほど作成したテーブルの値を、GameObjectに出力してみます。

まずは文字テーブルの出力からみていきます。
今回はButtonオブジェクトをシーンに追加し、Buttonの子要素であるTextのインスペクタからLocalizationの設定を行います。

Textコンポーネントの右上のメニューから「Localization」を選択すると、「Localize String Event」というコンポーネントがアタッチされます。

スクリーンショット 2022-11-26 6.58.17

「String Reference」の項目から、先ほど文字テーブルに登録したKeyを選択します。
これで文字テーブルの出力は完了です。

続いて、「画像テーブル」の情報を出力します。
シーンにImageオブジェクトを追加して、文字テーブルと同じ要領でImageコンポーネントのメニューから「Localization」を選択します。

スクリーンショット 2022-11-26 7.08.06

「Localize Sprite Event」コンポーネントがアタッチされましたので、「Localize Asset Reference」から画像テーブルに登録したKeyを選択します。
これで画像テーブルの出力設定も完了です。

実行確認

ここまでの内容を、シーンを再生して確認してみましょう。

https://alaki.co.jp/blog/wp-content/uploads/2022/11/7b92bb247d9eede4097f6abc9be82591.mp4

文字、画像ともにうまく言語設定が反映されています!

最後に

次回は、Apple Storeでの多言語対応についてご紹介したいと思います。

ALAKIでは、これからどんどん海外に向けたビジネスを展開していきます。
これまで日本各地で実施してきたARでの実績をご覧いただいた海外の企業様からも、お問い合わせをいただいております。

ARのパイオニアとして、高い技術力とビジネス提案が可能です。以下のサイトよりお気軽にご相談ください!

■WebAR開発 特設サイト
https://alaki.co.jp/lp/webar/

また最近では、現実のあらゆる場所からデジタルコンテンツを誰でもAR空間にドロップできる「MUGHEN」というアプリをリリースしました。
こちらも近日中に英語版をリリース予定です。ぜひインストールしていただき、現実を拡張する感覚を体験してみてください!

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ALAKI株式会社では、「MUGHEN」をはじめとする最先端技術を使って世界中に価値を提供するため、一緒に大きな目標に挑戦する仲間を募集中です!
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■ALAKI リクルートサイト
https://recruit.alaki.co.jp/

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Tags: Unity多言語対応

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