こんばんは、ディレクターの大橋です。
Webサイトのコンテンツ、広告、イベント、サービス、メニューなど、仕事を行っていく上で「企画」という業務は必ず発生します。今日は、「企画」の一歩前にある「アイデアを出す」ということについてのお話です。
クライアントや上司から「アイデアを出してくれ」と言われて困った経験はありませんか? 「そんなこと突然言われてもアイデアなんてすぐに出ないよ・・・」とお悩みではありませんか? 弊社でもクライアントに企画を提案する際、「アイデアブレスト」というものを行なうのですが、実際に「アイデアブレスト」を行なう際、円滑に良いアイデアが出るよう気をつけていることがあります。
それを簡単に行なえるよう2つのSTEPにまとめましたのでご紹介します。
STEP1 アイデアをとにかく出す
まずは思いつくままアイデアを出していきましょう。この段階ではアイデアに一切の縛りや制限は設けません。実現できるか否かも考える必要はありません。とにかく思いつくまま質より数です。とはいえアイデアはポンポンと出てくるものではありませんので、アイデアを出やすくするためのコツをご紹介します。
匿名でブレストする
人によっては周りの目が気になったり、アイデアを出すことを恥ずかしいと思う人もいます。そんなことを気にしなくていいように、匿名でアイデア出しができる環境でブレストするというのもオススメです。具体的にはチャットやメールを使うなどです。一般的に匿名=無責任というイメージがありますが、ここでは逆にそれを利用します。そうすることで普通に考えているだけでは思いつかないような突拍子も無いアイデアが出ることがあります。
役割を決めてブレストする
ブレスト参加者それぞれに、役割を与えます。たとえば、「ポジティブな意見だけを言う人」「ネガティブな意見だけを言う人」など、役割を与えることで大義名分ができ、意見(アイデア)が出やすくなります。一般的にブレストでは否定的な意見はNGというルールがありますが、実際は否定的な意見が出る方が場が盛り上がったり、良いアイデアが出たりします。ですので一概に否定することがダメとも言い切れないのです。
STEP2 アイデアを整理する
STEP1でアイデアがたくさん出たら、次はそれらを整理していきます。整理するといっても、個人の主観や好き嫌いに頼るのではなく、明確な指標に基づいて整理します。そのための指標をいくつかご紹介します。
コスト
そのアイデアを実現するためにかかるコストです。コストは低ければ良いというものでもなく、高くてもそれに見合う効果が期待できるかどうか、つまり費用対効果が重要です。
スピード
そのアイデアを実現するためにかかる時間です。どんなに素晴らしいアイデアでも、実現するのに何年もかかっては意味がありません。アイデアの実現はスピードが命です。
斬新さ
そのアイデアが他にはない斬新さを持っているかどうかです。面白いアイデアでも、すでに使い古されているものでは大きな効果を得ることは難しいでしょう。
ターゲット
そのアイデアを実現する上でターゲットが明確になっているかどうかです。ターゲットが明確になっていない企画は失敗に終わる可能性が非常に高いので注意しましょう。
実現可能性
最後に上記の4つも含め、果たして本当に実現が可能かどうかということをしっかりと考えましょう。実現できなければアイデアなど妄想と同じです。実現し、カタチにするということが一番難しいのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アイデアというものは、真剣に仕事をしていれば日々何かしら頭に浮かんでくるものですが、それを実現(形にする)するということがとても難しく、実現してこそ初めてアイデアと呼ぶべきだと私は考えます。頭に思い浮かべているだけではただの妄想であり、何も考えていない人と同じなのです。あなたの頭の中に浮かんだアイデアを、実現させるためのヒントになれば幸いです。