こんにちは!
デザイナーの伊東(@ALAKIWebVRAR1)です。
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ここ最近、WebARについて技術系のネタを中心にご紹介してきました。
WebARはじめてみませんか?〜第1回 AR.jsで簡単WebAR〜
WebARはじめてみませんか?〜第2回 A-frameで3Dオブジェクトを自在に操作する〜
WebARはじめてみませんか?〜第3回 8th Wall WebでAndroidにも対応のマーカーレスWebARを実装する〜
WebARはじめてみませんか?〜第4回 tracking.jsで完全オリジナルのマーカーを実現 / 画像認識編〜
WebARはじめてみませんか?〜第5回 8th Wall Webの画像認識機能の使い方〜
今回はここら辺で、ARを取り巻く環境、最近のAR界/3D技術の動向についての記事を書こうと思います。
平成から令和へと時代が変わった2019年は、ARの激動の一年になりそうな予感がしています。
というのも、GW明けからものすごいスピードで、AR界隈が慌ただしく動いているからです。
このタイミングで、もっと多くの方にARの素晴らしさを知っていただく機会を提供できたら幸いです。
ARに興味がある方、ビジネスにARを導入したいと考えている方、これからWebAR開発に取り組みたい方にもぜひご覧いただきたい内容と思っております。
最後までよろしくお願いします!
Google I/Oで明かされたAR/3Dの最新技術
検索結果にWebAR機能
まずはこちらをご覧ください!
ARe you seeing this?! With new AR features in Search rolling out later this month, you can place, view and interact with 3D objects right in your own space. #io19 pic.twitter.com/Q61U0r2Hvg
— Google (@Google) May 7, 2019
Googleが毎年1回開催する開発者向けの一大イベント、「Google I/O」で発表されたこの動画。
検索結果に3Dオブジェクトを表示させ、その3DオブジェクトをAR表示できるというものです。
※正式にリリースされるのは2019年5月末とのことです。
イメージとしては、iOSが先に発表した「AR Quick Look」に近いと思います。
「AR Quick Look」は、「usdz」という3Dオブジェクトファイルを決まった形でWebページに設置することで、iOS搭載の端末で簡単にAR体験を提供できるようにするものです。
https://developer.apple.com/jp/arkit/gallery/
今回Googleが発表した技術は、Androidブラウザでもアプリなしで簡単にARを体験することが可能です。
と同時に、iOSで閲覧した時には「AR Quick Look」で表示されるような工夫もされているようです。
OSの壁を超えたARの技術の登場は、本当に嬉しい限りです!!
このOSをまたいだAR体験を可能にさせたのが、「model-viewer」という技術です。
こちらはすでにGithubで公開されています。
https://googlewebcomponents.github.io/model-viewer/
興味がある方はぜひGithubの方もご確認ください。
Google MapsもAR対応!
Google Maps meets AR.
Rolling out to Pixel phones, starting today. #io19 pic.twitter.com/rDBxvbZyF8
— Google Maps (@googlemaps) May 7, 2019
これは以前から一部ユーザーに限定的に機能を公開していたGoogle MapsのAR機能。
いよいよ正式版がリリースされました!
目的地と現在地を結ぶルート案内中に、Webカメラに映る情報に合わせて進行方向に矢印を出してくれるというものです。
Webカメラの画面外に目印となるポイントがある場合、ピンが点滅して知らせてくれたりもします。
よく言われる「歩行中にARは危険!」という声にも対応するべく、スマホをかざしたまま歩くと警告も表示されるようです。
こういう身近な用途から、ARが一般ユーザーに広まっていくのだろうと思います。
もう一つ、Google Mapsではないですが、こんなデモも。
Make your mark at the #io19 Landmark in an immersive AR photo with Explore I/O, a new feature in this year's Google I/O app → https://t.co/5VFqG3DwEv pic.twitter.com/q0QD5nyaUJ
— Google (@Google) May 7, 2019
こちらは、実際のGoogle I/O 2019の会場で体験できるARです。
Google I/O の公式アプリから体験できるようですね。
会場のある場所に目印となるものが配置されており、
ユーザーはアプリを起動してその目印を読み取ります。
読み取った目印の位置を基準に、周囲360度に映る景色の中に色々な情報を付け足しているのがわかります。
面白いのは、カメラが目印を捉えていないときでも、
オブジェクトを出し続けているというところではないでしょうか。
目印を基準にすることで、より現実世界と表示するオブジェクトの誤差を少なくなるかと思います。
Amazonが3DオブジェクトをAR化
ここまでGoogleの動向をお届けしてきましたが、
Amazonでも大きな動きがありました。
買う前に部屋に置いてみる。
Amazon、日本でも「ARビュー」提供開始 家具・家電を3D実寸表示 – Engadget Japanese https://t.co/CfZDyDHnsM pic.twitter.com/frk7TFrAm2— Engadget 日本版 (@engadgetjp) May 9, 2019
AR登場後の早い段階から、活用が期待され続けてきたEC業界。
ここ最近で部分的にはAR機能を導入するECサイトも増えてきましたが、
AmazonのAR対応により、「EC × AR」という組み合わせはもっとポピュラーになっていくでしょう。
1番のメリットは、やはり2次元の商品画像よりも「イメージしやすい」ことではないでしょうか。
商品の細部まで確認できたり、実際に部屋に並べてみて色合いや統一感を確認したり。
今までよりももっと豊かなお買い物体験をユーザーに与えます。
この機能は、Amazonの「ショッピングアプリ」から体験可能です。
5Gで加速する「WebAR」の流れ
最後に、以下の動画をご覧ください。
2019年にようやく日本でもサービス提供開始される「5G」。
その5Gがどのように私たちの生活を変えるかを紹介した、総務省作成の動画です。
特に5Gの恩恵を強く受けるのが、アプリではなくブラウザで動作する「WebAR」です。
現在、ブラウザ上で容量の大きい3Dデータを扱うことは、読み込み時間に影響する大きな壁です。
また、画像認証技術を利用したAR技術も、通信速度や端末の処理速度に悩まされてきました。
そんな課題を一気に解消するほどのインパクトをもたらすのが5Gだと考えています。
通信速度を劇的に改善するということはもちろん、5Gはより多くの情報を個人が持つことを可能にします。
現実世界の膨大な情報をAIで解析し、さらに膨大なネットの情報と紐付け、WebARの技術で現実世界を拡張していく。
現実世界とネットの親和性を今以上に大きく高めてくれるのは、これから主流になるであろうWebARではないでしょうか。
現在ALAKIでは、お客様の経営課題を解決するWebARの開発に取り組んでいます。
音楽ファンの方、フジロッカーのみなさん、ご意見ください!今までのアーティスト名が羅列されているだけのフライヤーやポスターに、ARで面白いことができないか模索中。ARの技術で、知らないアーティストを知るきっかけ作り、皆さんの音楽の世界を広げるお手伝いができれば。#AR #8thWall #fujirock pic.twitter.com/VPCeb3hU6P
— いとー@ALAKI_WebVR/AR (@ALAKIWebVRAR1) May 3, 2019
イベントの入場用チケットにWebARを仕込むデモ。
・モーション付き3Dオブジェクト
・スクショ機能
・回転/拡大・縮小機能
後は、スクショした画像をサーバーに保存して、ツイートできるようにする。
動画も撮れるようにしたい。#AR #WebAR #8thWall pic.twitter.com/MwTRS2GWK8— いとー@ALAKI_WebVR/AR (@ALAKIWebVRAR1) May 9, 2019
来店型ビジネスやイベント集客において、WebARを用いた革新的なご提案をいたします。
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